有机溶剂精制装置

機能・特長

有機溶媒中の水分を0.6ppm以下に除去

特許取得の再循環原理により有機溶媒精製を行います。
各種溶媒用の精製剤カートリッジとシステム内リザーバータンク（5リットル）間を専用の耐溶媒循環ポンプで循環精製することにより溶媒中の水分を約0.6ppm以下に除去します。
循環精製ですので、溶媒の真空引きやヒーター使用等の危険を伴いません。

30種類以上の各種溶媒に対応した製剤カートリッジを選択可能

VAC社が各種溶媒用に最適に調整した精製剤を充填したカートリッジです。
カートリッジ内の精製剤は、約250リットル以上（ACS grade solvent @200ppm水分、使用時）の溶媒精製が可能です。

1基本システムで計7台（7溶媒）の精製装置が連結可能

1種類の溶媒に1台の精製装置を使用します。1基本システムで7溶媒までが連結できます。

シンプルなシステム構成

コンパクトでシンプルなシステム構成ですので、ユーザーセットアップが簡単にできます。

コンパクトなデザイン

実験机の上に設置できることはもちろんですが、ドラフトチャンバー内、グローブボックス内や架台内に直接設置することも可能です。

約2～4時間の循環精製で充分な
無水溶媒が精製可能

約2～4時間の循環精製を行うことにより、高純度無水状態に調整できますので、1日当り8リットル以上が精製できます。
（ACS grade solvent @200ppm水分、使用時）（Fig.1水分除去性能曲線参照）これにより、従来のように大量な溶媒の保管や不純物等の蓄積・混入による廃棄の必要性はありません。
また、不活性ガスのスパージング機能により循環精製前溶媒の酸素分を除去できます。

飽和したカートリッジ内の
精製剤はユーザー交換が可能

着脱容易なクイックリリースコネクタ付の精製剤カートリッジを取り外し、簡単に、活性化された新しい精製剤に交換することが可能です。

各種の無水溶媒抽出に対応

各種のユニバーサルインレットアダプタ（24/40：標準付属）に対応可能です。
また、精製された無水溶媒を大気に一切触れることなくそのまま使用できるように、グローブボックス内から直接抽出可能なディスペンサーセットもオプションで用意されています。

大型タンクキャニスターから直接本システムの
リザーバータンクへの溶媒注入が可能です。

ソルベントアダプター（オプション）を用いて、大型タンクやキャニスターから溶媒をシステム内リザーバータンクに直接注入することができます。